酒造りは米作りから 喜久酔 松下米純米吟醸

温故酒新堂

2006年11月15日 10:26



喜久酔 松下米純米吟醸」が届きました。

このお酒の栞には次のような紹介文が。

ふるさとの米で本物の地酒を造りたい」 
これは酒造家にとってかけがえのない夢です。
この酒は一人の熱い心を持つ農業青年との出会い
から誕生しました。

 
その農業青年とは、蔵元がある藤枝市青南町
の篤農家松下明弘さん。有機JAS認定を受けている
有機栽培のスペシャリストです。
最近では巨大胚芽米カミアカリの開発者として話題になっています。
その彼が、不耕起無農薬有機で山田錦を栽培。
そのお米を自分が一番好きなお酒を造る蔵元青島酒造
さんに持ち込み、その熱意に答えて仕込まれたのが
喜久酔純米吟醸松下米50です。
 
 
飲む人を感動させる酒とは、感動を知っている者が造った酒だと
思います。若い稲作農家の真摯な姿勢に感動し、彼が育てた
稲に宿った米の力を受け継ぎ「感動を伝える事が出来る酒」を
目指して造りました。
ふるさとの、自然と人の自愛に満ちた米。
そこから生まれた本物の地酒。 この一杯を心ゆく
までお楽しみ下さい。
 

蔵元の継承者である専務の青島孝さんも、松下さんと
一緒に 田入り苗を植え、夏の暑い中草を刈り、収穫
の喜びを分かち合いました。
『酒造りは米作りから』 
酒米の作り手と酒の造り手二人の共有する思いを
形にしたのがこのお酒です。
 
今年もそのお酒を分けて頂きました。
  
『穏やかな香り、そして爽やかな旨みと柔らかな口当たり
キレの良いのどごしのお酒。
今年もキクヨイの味わいそのものに仕上がりました』

と記されています。
 
毎年新しい味わいに挑戦するのも素晴らしいことです。
そして毎年変らない旨さを追求していくことも素晴らしいことです。

田んぼの土作りから酒造りは始まっているんだと
私たちに気づかせてくれるお酒です。

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