今月の月一居酒屋「地ねた屋」はのお酒のテーマは
「春を感じるお酒で乾杯!2」 でした。
3月に続いて、春限定のお酒、ワインを思わせるお酒、そして華やかな
ラベルのお酒など、春を感じるお酒を味わって頂きました。
選んだのは「若竹」「杉錦」「開運」の三つの蔵元さんのお酒。
● 壱の酒 杉錦 生もと純米吟醸 自然醸造原酒 藤枝市 杉井酒造
ワインを想わせる新鮮な酸味
濃醇甘口ですが、酸度が2.8と高いためキレが良くさっぱりとした味わい
です。酸味の多くなる特別な酵母(生産するのは主にリンゴ酸)を使わず
従来の酵母で酸を高くし、 高精白と低温醸造による吟醸香もほのかにあり
白ワインのような印象です。高精白米を使う事による肌理の細かさと、
吟醸的な香りを持ちながらしっかりとした酸味もあるというのが
この酒のコンセプトです。
◆山田錦(兵庫)50%精米 ◆アルコ-ル度数】 16.2
◆日本酒度 :-2 ◆酸度:2.8◆ 1.8L 3570円 500ml 1260円
● 弐の酒 開運 花の香生原酒 濁り酒
掛川市 土井酒造場
霞か雲かにごり酒
かつて遠江國土方村(掛川市土方)の高天神城跡近くにあり蔵元「かごの
はな」で明治初期まで造られ、遠州一円に名を馳せたと伝えられる名酒
「花の香」が130年の時を超えて復活しました。今年初めてにごり酒が
加わりました。麹の甘い香りとまったりとしたあじわいをお楽しみ下さい。
◆酒米:誉富士80%高天神コシヒカリ20% 55%精米
◆アルコ-ル度数】 17~18%
◆720ml 1700円
●参の酒 若竹 春の生一本 特別純米 島田市 大村屋酒造
ほんのり春の香り漂う酒
上品でさわやかな芳香は、春を待ちわびて次々と咲き始めた
花を思わせます。静岡県産米誉富士100%使用、・・ピンクの春らしい
ラベル、搾りたてのフレッシュで爽やかなほんのり春の香りを感じる
お酒です。冷しても・・・冷や(常温)でも・・・美味しいですが、まだ肌
寒い日には、ぬる燗もオススメです。
◆アルコ-ル度数】 15-16
◆酒米:誉富士 60%精米
◆日本酒度 :±0 酸度 1.3
◆ 1.8l 2520円
●参考出品酒 龍酔泉 純米吟醸酒 愛知県 関谷醸造
幻の米「龍の瞳」55%精米
お客様として参加して下さった、すずき米屋さんオリジナルのお酒。
フルーティーにして、淡麗辛口タイプに仕上がっていました。
そして「食」のテーマは
前回大好評だった、フリーアナウンサーで野菜ソムリエ(ベジタブル&
フルーツマイスター)の野相悠=のあいはるかさんが、再び旬の素材を
使ったお料理をコーディネートして下さいました。
ベリーリーフと春大根のサラダ~中華風ドレッシングで
新タマネギとしめじのカニカマ玉子
春カツオの南蛮漬け
他にも
芽キャベツと白ねぎのコトコト煮
豚肩ロースのベジタフルソース煮込
竹の子ご飯と 子メロンの漬物
白葱と豆腐の味噌汁
●使用した食材
野菜:ゆめ市 豚肉:とんきい
カツオ:じねん 豆腐:三才豆腐
野相悠さんには、数週間前からメニュー作りにかかって頂き
、当日の調理まで本当にありがとうございました。
しめのご飯は、すずき米屋さんが「龍の瞳」を
土鍋で炊いたご飯をおにぎりに。
玄米は大粒米である山田錦をしのぎ、コシヒカリの
倍以上。味わいはモチモチしていてとっても美味しかったです。
土鍋炊飯の技の伝授もして頂きました。
ありがとうございました。