
2/7 八木のぶおソロライブ ツアー 「雲を追って」
ハーモニカプレーヤーの八木のぶおさんのライブにいって来ました。
会場のメリーユーさんの店内を占めるお客さんの大半が団塊
世代以上年齢のお父さんお母さん達。
お店の常連方が『今日は何時もと違うお客層ですね。』
とおっしゃっていましたが、どうも地元浜松のハーモニカメーカーS楽器
の方や、ハーモニカ愛好家?の方たちのようでありました。
私は八木さんが1980年に結成され人気を博した
一流のスタジオミュージシャンによって構成された
フュージョンバンド「カーティスクリークバンド」
以来のファン。
初めてバンドを知ったのが、当時オーディオコンポの
TVCMで流れていたのがバンドの「With You
All Day Through」と言う曲。
バンドのメロディーラインをリードしていた
ハーモニカのさわやかで甘く、しかし時に
切ない音を聴いて一気にファンに
なってしまったのでした。
バンドはその後4枚のアルバムをリリースしたのち活動を
休止。
八木さんの音を触れることが出来たのは様々なミュージ
シャンのライブのサポートやスタジオワークの中だけでした。
それが最近、伊太地山伝兵衛さんのライブに行き
手に入れた伝兵衛さんのバンド「DUST」のCDの中で
で再び八木さんハーモニカに再開しました。
久しぶりに聴いた八木さんのハーモニカの音。
初めて聴いたあの時の感動が甦ってきました。
カーティスの時は、溌剌とした躍動感あふれる
のびやかなプレイ。それか時を経てDUST
では甘く切ない音に円熟と艶と深みが加わった
音となっていました。
今回浜松でライブがあるという情報を知り、
これは絶対に行かねばと、うちのカミさん
も強引に連れて二人で出かけたのでした。
ライブが始まると、シルバーグレーの髪に
白いジャケットとTシャツ。そしてジーンズと言う
スタイルの八木さんが登場。
自己紹介の後、いきなりボーカルを交えて
ブルースを一曲。
MCの八木さんの声は決してハスキーと言う感じで
はなく、、どちらかと言うと小田和正さんのような語り口。
でも、シャウトしたその声は、甘くてせつなくそして枯れた
味わいのブルースの世界を聴かせてくれました。
ハーモニカはもちろんですが、ボーカリスト
としての八木のぶおの世界も絶品でありました。
演奏された曲は、オリジナルからポップス、そしてブルースと
様々なジャンルの曲。
それらを、10個の穴しかないそれも、手のひらにすっぽり
収まってしまうほどの小さな楽器を駆使し、体全体を使って
吹くスタイルで奏でられる音。
それは聴く者には、肉声のように、鳥の声のように、そして
風の音のように、様々な音となって語り、唄いかけてくれました。
まさに10ホールのマジックとでも言うべき演奏を体感させて頂きました。
途中、ハーモニカのミニレクチャーがあったり、S楽器さんの
関係のYさんと言う若きハーモニカプレーヤーの方が弾かれる
ギターとのデュオがあったりと、とても楽しいステージが続きました。
複音ハーモニカで、カーティス時代の名曲『Rope Ladder To The
Moon 月へのなわばしご』も生で聴く事が出来ました。
しみじみ名曲だなあと、カミサン共々とても幸せな気持ちにさせていただきました。
八木さんは浜松でのライブは今回が初めてでした。
その初来浜の日に参加できてよかったと思いました。
これからソロ ツアーをして行くそうなので、追っかけを
して行きたいと思いました。
是非また浜松でとライブをして頂きたいと思いました。
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