伝兵衛ライブ 第二部
お腹も一杯、美味しいお酒で気持ちよく
なったところで第二部が始まる。
オープニングの曲は「帰りたい場所」。
この曲はライブでなければ聴けない曲のひとつ。
今回のライブのお客様は、ほとんどが40代から50代前半の方。
伝兵衛世代と言える。
そんな私達世代の応援歌
「夢はいつも」
お客様もお酒を入って和やかな雰囲気になったところで、
ライブ会場が歌声喫茶状態(古っ!)となる曲「いつものズブロッカ」。
伝兵衛さんのライブが初めての人も、この曲をいつの間
大きな声を張上げて唄っている。
ここでも、さすがライブの達人!と思う。
そしてライブの定番中の定番の曲「あと一杯」
今回は石井さんがなぜか、2番を歌うのを辞退。
(実は休憩の時にお酒を勧めたの関わらず、まだ一滴も飲んでいなかったのだ)
と言う訳で伝兵衛さんが最後まで歌う。
主催者に振ってくるんではと思った私は、ほっとした。
(軽く唄うは練習していたのだけども)
第二部も盛り上がりを見せたところで
ベースのイントロが印象的な曲
「星が降る 星が降る 10月の空に星が降る
遠い遠い 遠い遠い 見果てぬ夢の道すがら 」
私がリクエストした曲
「Same Old Song」
メロディーはもちろん、詩が最高。
心に沁みる歌ってのはこう言う曲なんだと思う。
あとで伝兵衛さんに、アルバムには収録されていない
んですねと聞くと、「近いうちに石井ちゃんとのデュオ
のアルバムを出そうと思うけど、その中には入れるつもり」と。
楽しみですね。
その時は「満月が笑う」も再録してほしいなあ。
そして、ついにライブの最後の曲となる
「On The Sunny Side Of The Street」
フィナーレの曲は、お客さんの手拍子で大いに
盛り上がる。
曲が終っても、手拍子はアンコールを促す為に
鳴りやまない。
アンコールに応えて、唄い始める伝兵衛さん。
ギターをつま弾きながら「上を向いて歩こう」を唄いはじめる。
ステージの斜めからカメラでライブの様子を撮っていた
私の眼に、前から2列目に座って食い入るように見つめて
いる女性の顔が目に入った。
よく見るとその女性の頬には一筋の涙が。
このお客様は伝兵衛さんのライブは初めて。しかもアルバム
さえ聴いたことがない。
それなのに・・・・・
まるで映画のワンシーンみたいな事が目の前で
起こっている。
「Hymn For Nobody」
が始めると、涙はもっと溢れてきた。
本物の歌は、人に感動を与える力がある。
伝兵衛さん、石井さん
月並み感謝な言葉ですが、素敵なステージをありがとうございました。
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