伊太地山伝兵衛という音楽
打ち合わせどおり、いきなり
ギターもかき鳴らして始まった「私の青空」
私はお客さんの邪魔にならないような場所で
カメラを構える。
懐かしい、だれでも一度は聴いたことのある
曲なのだけれど、そこに広がる世界はなぜか
新しく感じる。
東京からいらした、女性一人を含む4名以外は
伝兵衛さんのライブは初めて、と言うアウェーな
状況でも、開始数秒で既に、観客の五感を
釘づけにして行く。
そして唄い終わると、自らのプロフィールを
絡めながら、曲の紹介を、歴史や物語を絡めながら
披露していく。
いつもながらの巧みなMCで、もう、観客から笑いを
取ってしまった。
2曲目は最近自らハマっていると言う
昭和の名曲シリーズから「コーヒールンバ」
たぶん、伝兵衛さんが唄うこの曲を初めて聴いた人は、
曲の途中になってようやくこの曲が、
あの「コーヒールンバ」であること知る。
これがまさに、古くからのファンの方が
言うとおり、伊太地山伝兵衛という音楽の世界。
3曲めには、「せっかくですから私の自分の曲を」
と言って自身が「我が数あるオリジナル曲の
中の最高傑作、珠玉の出来と言って、笑いを
取りながら紹介した「WESが聴こえる」
早3曲目でビッグウェイブが来た。
観客を見ると、もう既にその波に
身を委ねている。
う~ん
良い流れで曲が進行している。
と、思い出したのが先月の二俣での
「栄林寺」ライブ。
確かこの曲順はその時と同じ。
あの時も今回と同じく、ほぼアウェー
状態だった。
曲順はちゃんと計算されているのであった。
さすが百戦練磨ならぬ、百五十戦連覇の
ライブの達人のライブだと感心している
内に、次はしっとりと「 MOONLIGHT STERLIGHT」
そして第一部最後の曲
「横浜ホンキートンクブルース」
で渋カッコ良く決めてくれました。
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