伊太地山伝兵衛という音楽

温故酒新堂

2007年09月04日 00:05




打ち合わせどおり、いきなり
ギターもかき鳴らして始まった「私の青空」
私はお客さんの邪魔にならないような場所で
カメラを構える。

懐かしい、だれでも一度は聴いたことのある
曲なのだけれど、そこに広がる世界はなぜか
新しく感じる。

東京からいらした、女性一人を含む4名以外は
伝兵衛さんのライブは初めて、と言うアウェーな
状況でも、開始数秒で既に、観客の五感を
釘づけにして行く。

そして唄い終わると、自らのプロフィールを
絡めながら、曲の紹介を、歴史や物語を絡めながら
披露していく。
いつもながらの巧みなMCで、もう、観客から笑いを
取ってしまった。


2曲目は最近自らハマっていると言う
昭和の名曲シリーズから「コーヒールンバ」
たぶん、伝兵衛さんが唄うこの曲を初めて聴いた人は、
曲の途中になってようやくこの曲が、
あの「コーヒールンバ」であること知る。
これがまさに、古くからのファンの方が
言うとおり、伊太地山伝兵衛という音楽の世界。



3曲めには、「せっかくですから私の自分の曲を」
と言って自身が「我が数あるオリジナル曲の
中の最高傑作、珠玉の出来と言って、笑いを
取りながら紹介した「WESが聴こえる」

早3曲目でビッグウェイブが来た。
観客を見ると、もう既にその波に
身を委ねている。


う~ん
良い流れで曲が進行している。
と、思い出したのが先月の二俣での
「栄林寺」ライブ。
確かこの曲順はその時と同じ。
あの時も今回と同じく、ほぼアウェー
状態だった。
曲順はちゃんと計算されているのであった。
さすが百戦練磨ならぬ、百五十戦連覇の
ライブの達人のライブだと感心している
内に、次はしっとりと「 MOONLIGHT STERLIGHT」



そして第一部最後の曲
「横浜ホンキートンクブルース」

で渋カッコ良く決めてくれました。


関連記事