北海道の伝兵衛ファンの、一人の女性の呼びかけで始まった
今回のライブ。
全国から集結したファンはもとより、共演したミュージシャンの
皆さんも大興奮!大満足のライブとなりました。
私は物産展?(伝グッズ販売)ブースのスタッフとして午後2時
に会場入りしました。
初めて見たプロのリハーサル風景。
緊張した雰囲気でセッティングが進んでいく様を
見ることが出来、ラッキー!でした。
6時になり、リハーサルなのか本番なのか・・・分か
らないくらい熱いリハーサル?が終わりついにライブ
がスタート。
まず、前座を務めたのが、 各地から集まった、伝兵衛
カヴァーミュージシャン達。
トップバッターは、初CDを発売したばかりの「今日の山口くん」
(本当に伝兵衛さんが命名したステージネーム)
そして 香川県代表讃岐山どん兵衛さん
広島代表 黒飛ちゃん、
神奈川県代表 KD and Friends
千葉県代表 吉田美穂子さん
フォーク調あり、ロック調あり、童謡あり?それぞれ
異なったスタイルでのカヴァー演奏で、お客さん
を沸かせてくれました。
第一部は・・・・なんと?
クラプトン ナイト!
村上"ポンタ"秀一(Dr)
種子田博邦(Key)
濱中祐司(Gui)
佐藤研二(B)
こうのすけ改めカルロス道頓堀(G)
いきなりサプライズ。伝兵衛さんは、借り物の女性用の?
毛皮のコートをまとい、エレキギターを持って現れ、
エリッククラプトンのナンバーを熱唱。
そのバックを務めたのがドラムの村上ポンタ秀一さんをはじめと
する豪華な面々。ポンタさんは生で聞くのは二回目でしたが、
ダイナミックでオーラを感じさせる演奏を聴かせてくれました。
一曲終わるごとの『サンキュー!』には 爆笑!!
この日だけのクラプトン ナイトだそうで、この日聴けた人は
超ラッキーでした。
Forever Man
Sweet Home Chicago
Wonderful Tonight
Sunshine of Your Love
Layla
この日の特別ゲストは南佳孝さん
この日は持ち歌ではなく、特別にギターをベースギター
に持ち替えて「What't going on 」を演奏。
「キャラバン」「ROUTE66 」
をラテンテースト溢れる演奏でキメテてくれました。
第2部は、
「伊太地山伝兵衛という音楽」をたっぷり。
『ライブの50歳で、NHKホール。
52歳で、目黒ブルースアレイ。
残っているのは・・・・・武道館か東京ドームしか
ありません。』と客席を沸かせます。
今回のライブの構成がそのNHKホールライブ
の再現のように、曲ごとに演奏者が一人ひとり
加わっていくもの。
村上"ポンタ"秀一(Dr)
石井康二(B)
里見紀子(Vl)
佐藤桃子(Vl)
成谷仁志(Vla)
蒲谷克典(Vc)
太田惠資(Vl)
新曲「始発列車」から始まった第2部
里見紀子さん(Vl) 太田惠資さん(Vl) が加わって
石井さん(B) 演奏するという、珍しい組み合わせ。
もちろん即興なのですが、バッチリ合わせてしまう
ところはさすがプロ。
2曲目は、
最新版CD「伝PON楽団」の1曲目でお馴染み
「コーヒールンバ」。
イントロで、ポンタさんのドラムがいきなりオーラを放つ曲。
昭和歌謡の中で、伝兵衛さんが今一番ハマっているのです。
この伝兵衛流「コーヒールンバ」に、太田惠資さん。
なんとバイオリンだけでなく、喉で歌う「ホーミー」も披露。
即興だったみたいで、伝兵衛さんいわく
『勝手な事しおって!』と。 でも客席は爆笑)
この日は、里見紀子(Vl) さんが加わったクインテットでの
伊太地山弦楽団による、
「Wesが聴こえる」
「Moonlight Starlight」
またまたMCで、伝兵衛さん
『今日の前座でカヴァーされた曲
全部行きます!!』 と。
プロの唄ってものをみせてやろうっていう
その大人げない!?宣言に客席 爆笑!
本家の唄と聴き比べられる事となってしまった
前座のミュージシャン達 苦笑↓
伝兵衛さんの魅力はもちろん、その音楽にあるのだけれど
こうしたライブでのMCも一級品なのです。
石井ちゃんと唄おうコーナーでは
これもライブではお決まりとなってしまった
石井さんがその美声を披露する
「あと一杯」。
そして、ポンタさんと唄おう!コーナーでは??
なんと!あのポンタさんが「いつものズブロッカ」 を
熱唱。
唄が終わるとすかざず、ポンタさんにツッコミを入れ、
見事にボケさせる!
こんな事、他のライブでは絶対みられませれん。
その手腕さすがです。 芸歴?30余年のなせる技です。
ライブ最後の曲は、「またしてもHI-WAY」 。
♪ HI-WAY~! HI-WAY~! ♪
客席と一体となって盛り上がました。
そして、曲が終わりきらないうちから早、 アンコール!! の拍手!
自称「日本で一番アンコールに入るミュージシャン」は
楽屋に戻るふりさえせず、
『すぐ!やります』と。
この日、本当に最後の曲となった 「次の音」 。
ギタリスト大村憲司さんをトリビュートした曲。
イントロが始まると会場は、静寂につつまれました。
噛みしめるように唄う伝兵衛さんの声が、静まりかえった
客席に響き渡る。
二人の奏でるドラムとギターの音。
沸き起こる拍手。
時計の針は既に9時半を回っていました。
全国のファンが集まり、6時から始まった3時間半もの
長く濃い、伊太地山伝兵衛目黒ブルースアレイライブの
幕が下りました。