先週の日曜日。「花の香楽会 第二楽章「酒米の稲刈りと
実りに感謝の宴」が開催されました。
本来なら、さわやかな晴天の下、稲刈りがおこなわれるはず・・・
だったのですが、なんと朝から遠州地方は雨模様。
朝の6時に家を出た時には小雨程度だったのですが、袋井の
エコパスタジアム横を過ぎたあたりから、横殴りの雨に変わり
ました。
稲刈り会場となる、掛川市上土方にある高天神城址北にある
「谷本の田んぼ」には多量の雨が・・・ (泣)。
と言うことで、今回も田植えの時のように、稲刈りは雨がやん
だ時に行う事として、「花の香楽会」主宰で、東京学芸大学
学長さんである鷲山恭彦さんのご自宅「かごの花」(元蔵元の
屋敷」での収穫の宴の準備にとりかかりました。
10時を過ぎたところで、雨も小康状態となったところで、稲刈
りに行く人と、準備をする人とで別れて行動することになり、
私は宴の準備をすることに。
お楽しみの「宴」のパンフレットには、地元の旬菜を使った
多くのお料理が。
◆ お料理のお品書き
壱、地元で採れた、摘み草てんぷら
(秋冷茶の新芽、葛の花、雪ノ下、どくだみ、さつま芋、
茄子 玉ねぎ、ゴーヤ)
弐、焼き物
(烏賊の串焼き、手焼きせんべい、横須賀しまやの油揚げ)
参、煮物(里芋と牛蒡の人参、油揚げ)
四、蕎麦 北海道の新蕎麦
五、ご飯 地元産「菜の花米こしひかり」の炊き立てご飯と
おむすび
六、汁物 「高天神戦国汁」 地元産の野菜がたっぷり
七、 地元の逸品のおつまみ
横須賀しまやの冷奴、石川小芋の衣かつぎ、烏賊の塩辛
掛川 大石農場ハム工房(ドイツ仕込み)の手作りソーセージ
八、デザート(旬のフルーツ、トマト)
私はと言うと、てんぷらの材料の下ごしらえと、焼き油揚げと手焼き
せんべいを担当しました。
11時近く、稲刈りも終え、後から駆け付けたお客様がそろった処で、
宴が始まりました。
会場内は約100名ちかくの会員で大賑わい。東京から、東京学芸大の
学生さんや、中国からの留学生も参加されました。
お酒はもちろん、「花の香」純米酒。
今年の春に仕込まれたお酒も夏を越すことにより、一段と深みのある
まろやかな味わいのお酒になっていました。
菜の花を緑肥としてすき込んで化学肥料を減らすとともに、農薬を
極力減らした創意工夫のあるこだわりの米「大東菜の花米」の新米
で作ったおむすび。
菊川東中の有志で活動している、ダンスユニット「炎衆北斗」の
よさこいダンスが披露されました。
今回の宴には、マイ箸作りを体験できるコーナーも。
およそ一時間ぐらいで完成となります。
学長さんも夢中でお箸を紙やすりで磨いていました。
毎回宴に参加してくれている大石農場ハム工房の
大石さんご夫婦。 感謝!
3種類のゆでたてソーセージどれもが美味しい!
特に、「ヴァイスヴルスト」と言う、くん煙をしない
ふんわりと食感の中に豚の皮が入ったコクのある
ソーセージは山葵醤油をつけたら、日本酒にぴったり!
の一品でした。
念願のお店が9月27日にオープンとなります。↓
おめでとうございます!!
http://www.loco2008.jp/ooishi/
楽しかった宴も無事終わりなる頃、ぐずついていた天気も上がりました。
でも、「花の香」の心地良い酔いと旬菜の数々に満足されたされた
お客様の笑顔が、会の成功を物語っていました。
中国から、教師を目指して留学されている林(リン)さんと
おっしゃる女性の方は、稲刈り体験や、地元の旬菜を使った
宴、そして地元の農家の方たちとの交流や、マイ箸作りなど
を体験し、本当の日本の文化に触れる事ができてとても楽し
かったと言って下さいました。
地域起こし、地域作りを目指して始まった「花の香楽会」の
活動ですが、酒造りの第一歩である、酒米の稲刈りが日中
友好になる!思わぬ展開に、花の香楽会世話人一同、準備
や後片付けの疲れも吹き飛ぶ一言を頂きました。