ルイ・ジャド ボージョレ・ヴィラージュ プリムール

温故酒新堂

2006年11月16日 01:14

ブルゴーニュの名門が造るヌーボー
ルイ・ジャド ボージョレ・ヴィラージュ プリムール




今日、11月の第3木曜日
この日は世界中で一番、赤ワインが飲まれる日となります。
そうです。世界中で解禁されるボージョレの新酒である
ボージョレ・ヌーボーの解禁日です。

今回入荷したブルゴーニュの名門ルイ・ジャド社のボージョレ
は使用する葡萄であるガメイ種を収獲する村を
限定し、ワンランク上のボージョレ・ヴィラージュ
のプリムール(ヌーボー) ※1を造っています。

※1 フランスでは、『プリムール』と『ヌーボー』は、
 ワインを示す時には同じ『新酒』 の意味として
 使われています。 呼称にもこだわりがあります。


数多あるヌーボーの中で、ラベルはシンプルと
いうか、ノーマルのラベルにプリムールと表記した
だけで華やかにはかける気がしますが、
ラベルにお金をかける分良い葡萄を使おうと言う
ポリシーをお持ちなんだと思います。

テロワール※2 を尊重することをポリシー
として掲げるルイ・ジャド社では、ヌーボーを
大量に生産することはせずに、要望が
あった数量に応じて、少量の生産をして
いると言います。ボージョレ・ヴィラージュ
・プリムール(新酒)であっても、きちんとしたボディ、
骨格、味わいの深みを持つべきであると
考えています。

※2 ワインの味わいに影響する土壌、地層、地質、
立地条件、気象条件=「土地固有の個性」


●栽培
収穫は手摘みで行われます。

● 醸造、熟成
『セミ・カーボニック・マセレーション』と
呼ばれる方法で醸造します。これは
ボージョレ地域で行われている収穫
した葡萄を密閉タンクへ入れた後
二酸化炭素の注入をするカーボニック
・マセレーションとし言う方法はせず、
葡萄が破砕され果汁が発酵をし始める時
自然発生する二酸化炭素を利用するのです。
つまり、このようなセミ・カーボニック・マセレー
ション法を用いているため二酸化炭素
環境下に置かれる時期が異なり、特別
なバナナなどの香りが強調されすぎる
事が少なく、味わい深さが増します。
ルイ・ジャド社プリムールの特長として
、一般的なカーボニック・マーセレー
ションよりも比較的発酵開始温度を高く
(一般のものは20℃以下)、タンク
内に置く時間も長く設定し、ガメイ種の
色や、その品種独自の特長的な香りを
より引き出すようにしています。

●色
紫掛かった濃いルビー色をしています。

●香り
新鮮な果実の香りや花の香りが特長的です。

● 味わい
柔らかな口当たりと丸みがあり、心地よい
豊かな味わいでフルーティな新鮮さを楽
しむことができます。
その飲み口の良さからあらゆるシチュ
エーションに楽しめます。


つまり日本酒にたとえると「開運しぼりたて生原酒」
のようなワイン!!  って強引に決め付けた店長です。

価格 3500yen

関連記事